北九州市の駐車場で、男性2人を車でひき殺そうとしたとして、19歳の男2人が逮捕されました。現場では2つのグループがもめていて、金属バットやバール、ゴルフクラブなどが残されていたということです。 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、北九州市の建設作業員の19歳の男2人です。警察によりますと、2人はことし3月5日午後10時50分ごろ、北九州市小倉南区徳力の駐車場で、23歳と20歳の男性を車でひき殺そうとした疑いです。さらに、このうち1人の男は、23歳の男性の顔をバットのようなもので殴りあごを骨折するケガをさせた疑いも持たれています。 また、この男2人とともに、暴力行為等処罰法違反の疑いで、福岡県行橋市の建設作業員の18歳の男と会社員の18歳の男2人、北九州市の塗装工、峰田鈴矢容疑者(21)、大阪の解体工、和田拓海容疑者(21)、ともに北九州市の自営業の21歳の男と、塗装工の20歳の男が逮捕されています。この9人は、別の事件で逮捕されて追送検された北九州市の会社員、古川清悠容疑者(21)とともに、同じ駐車場で、別の20歳の男性を「殺してやんぞ」などと脅し、顔を殴ったり車の窓をたたき割った疑いが持たれています。 警察は、2つのグループのリーダー格2人がSNSでトラブルとなり、もめていたとみています。 当時、2つのグループで合わせておよそ25人の若者が現場にいたとみられています。 通報を受けて警察が駆けつけ、現場には金属バットやバール、ゴルフクラブなど21点が残されていたということです。