中国・深セン 日本人学校の男子児童殺害から1年 抗日映画の公開で反日感情の高まり懸念

中国・深セン市で、日本人学校の男子児童が登校中に襲われ死亡した事件からきょうで1年となります。一方で、きょうから中国で旧日本軍の「731部隊」を題材にした抗日映画も公開される予定で、反日感情の高まりが懸念されます。 中国南部の広東省深セン市で1年前、日本人学校に通う当時10歳の男子児童が登校中に男に刃物で襲われ死亡しました。 逮捕された男は故意殺人の罪に問われ、今年4月に死刑が執行されましたが、裁判で動機について日本への言及はなく、真相はわからないままです。 深セン市の日本人学校では、きょうとあすの2日間、休校とする対応をとっています。日本人学校に通う子どもがいる親は… 日本人学校に通う子どもの親 「手を離さないで歩くとか、子どもだけが先に行くとか離れるというのはなるべくないようにしています。それぐらいしか(できることが)ない。自宅で待機していると思います。外に行って何かあってもいやですからね」 一方で、きょうから中国で日中戦争中、細菌兵器を製造していた旧日本軍の「731部隊」を題材にした映画が公開されます。 北京にある日本大使館は「反日感情の高まりに特に注意する必要がある」として注意を呼びかけています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加