ネコ13匹を衰弱死させた疑いで51歳逮捕 自宅などで132匹の死骸

熊本県警熊本北合志署は18日、自宅などで猫13匹を衰弱死させたなどとして、熊本市北区弓削6、無職、宮田由紀容疑者(51)を動物愛護法違反容疑で逮捕した。署によると、宮田容疑者は当時、猫の保護活動をしており、「預かる猫が増えるにつれ、飼育費用や手間が増えだんだん面倒になった」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は2024年2月~25年6月ごろ、猫の排せつ物やほかの猫の死骸がある不衛生な環境で、十分に餌を与えず猫13匹を衰弱死させ、12匹に劣悪な状況で飼育する虐待を加えたとしている。自宅や隣の貸家からは132匹の猫の死骸が見つかった。 熊本市動物愛護センターなどによると、宮田容疑者は動物愛護団体の元会員で、センターに5月、「『(宮田容疑者に)譲渡した猫を返してほしい』と言っても返してくれず、引き取りに行くと死んでいた」などと通報が寄せられた。センターが調査したところ、自宅などで多数の猫の死骸が見つかり、市が動物愛護法違反容疑で刑事告発していた。 センターは「多数の猫が犠牲になり非常に悲しく残念。詳細の解明は警察の捜査に委ねたい」としている。【野呂賢治、中村敦茂】

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