「はよ金払ってサインせえや」現金33万円を脅し取った疑いで20代の男2人逮捕 大阪府警 急を要するトラブルにつけ込んだ「レスキュー商法」か

害虫駆除の見積もりを依頼した男性に対し、契約を強要して現金を脅し取ったとして、男2人が大阪府警に逮捕されました。害虫駆除や水回りの修理など急を要するトラブルにつけ込んだ事件は急増していて、警察や国民生活センターが注意を呼びかけています。 恐喝と強要の疑いで逮捕されたのは、神戸市の水道工事作業員・増田拳志郎容疑者(27)と牧谷龍真容疑者(26)です。 府警によると今年6月、大阪府内の男性(20代)が「ゴキブリ駆除の相談見積もりは無料」とうたったネット広告を見てメールを送ったところ、増田容疑者と牧谷容疑者が自宅を訪問。 「水漏れが原因で虫が繁殖している。これ以上時間かかるなら営業妨害で警察呼ぶぞ」「はよ金払ってサインせえや」などと契約を強要。現金33万円を脅し取った疑いが持たれています。 府警は匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」が関与している可能性もあるとみて捜査しています。 害虫駆除や水回りの修理をうたい、高額な費用を請求する「レスキュー商法」の被害は、全国各地で相次いでいます。 国民生活センターによりますと、昨年度寄せられた相談件数は10年前と比べて約4倍にまで増えています(2015年度は2106件/2024年度は8802件)。 国民生活センターは、▽極端に安い価格を表示するサイトなどに注意することや、▽複数の業者から見積もりを取って比較することなどを呼びかけています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加