東京都世田谷区で韓国籍の自営業バン・ジ・ウォンさん(40)が殺害された事件で、バンさんにストーカー行為を繰り返したなどとして、警視庁がストーカー規制法違反と邸宅侵入の容疑で、同国籍のパク・ヨンジュン容疑者(30)を22日に再逮捕する方針を固めたことが、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、同容疑者は事件前、バンさんが住む港区芝浦のマンションやその周辺にたびたび押し掛け、オートロックのエントランス内に侵入。無料通話アプリ「カカオトーク」でおわびのメッセージなどを複数回送信したほか、殺人事件当日も、現場付近で約5時間半にわたり、バンさんを待ち伏せした疑いが持たれている。 事件は1日午後1時半ごろ発生。バンさんは仕事の休憩中に建物から外に出た際に首などをナイフで切り付けられ、病院に搬送されたが死亡した。パク容疑者は現場から逃走したが、約3時間後に羽田空港で確保され、その後、殺人容疑で逮捕された。