東京都世田谷区で韓国籍の自営業バン・ジ・ウォンさん（40）が殺害された事件で、警視庁人身安全対策課は22日、バンさんに繰り返し付きまとったなどとして、ストーカー規制法違反と邸宅侵入の容疑で、同国籍のパク・ヨンジュン容疑者（30）＝殺人罪で起訴＝を再逮捕した。 同容疑者は、メッセージや電話をかけたことは認める一方、付きまといについては黙秘しているという。 再逮捕容疑は8月29～30日、7回にわたり、バンさんの住む港区芝浦のマンションのエントランスや廊下に侵入。同29日～今月1日、無料通信アプリ「カカオトーク」で「ごめんなさい」「感謝しています」といったメッセージ8件を送信するなどしたほか、事件当日もバンさんを襲撃する約5時間前から待ち伏せした疑い。 押収された同容疑者のスマートフォンには、バンさんが仕事相手と交わしたメッセージの画像が保存されており、同課などは同容疑者がバンさんの予定を把握した上で事件を起こしたとみている。