「縄ばしご」で10代少女を連れ出しわいせつ誘拐で逮捕の男 母親も「まったくわからない」〝動機〟

「親の監視から離れたいよな」 SNSで知り合った10代の少女にそう言うと、37歳の男は「縄ばしご」を準備して少女の自宅に向かったーー。 「10月1日、警視庁小松川署は、わいせつ誘拐と不同意性交等の疑いで、津久井和平(かずへい)容疑者(37)を逮捕しました。津久井容疑者は、6月11日未明、10代の少女Aさんを東京都江戸川区の自宅から誘拐し、同区内のホテルに連れ込んで性的暴行を加えた疑いをもたれています。 11日の午前1時ごろ、『娘がいなくなった』と両親らから110番通報があったことで事件が発覚。Aさんは同日中に自ら帰宅しましたが、『男といっしょにいた』などと証言したことから警察は捜査を開始し、防犯カメラの映像から津久井容疑者が浮上しました」(全国紙社会部記者) 10月3日、津久井容疑者は検察庁に身柄を送られた。小松川署から姿を現した津久井容疑者は、報道陣のカメラに向かって深々と頭を下げると、その後はうつむき、警察官の背中に隠れるようにして護送車に乗り込んだ(上写真)。 津久井容疑者はいかにして家族と同居していたAさんを縄ばしごで連れ出したのだろうか。前出の社会部記者が解説する。 「2人が顔を合わせるのはその日が初めてでしたが、津久井容疑者はヘッドライトと縄ばしごを車に乗せると、迷わず彼女の家に向かいました。Aさんの部屋は2階にあったので、津久井容疑者は縄ばしごを入れた袋にヒモをくくりつけ、袋ごと引き上げるように指示。Aさんは部屋の窓に縄ばしごをかけ、それを伝って外に出ました。2階の部屋から直接、家の外に出たのは、1階にAさんの家族がいたからです」 津久井容疑者とは、いったいどのような人物なのか。 自宅は最寄りの駅から徒歩15分の距離にある築50年を超えるアパート。そこで家族とともに生活していたという。ちょうど部屋から出てきた母親にフライデーデジタルの記者が声をかけると、一瞬目を伏せた後、絞りだすように言葉を発した。 「なんでこんなことをしたのか、想像もできません。結婚はしていませんが、若い娘に興味があったのかといわれても、まったくわからないんです。配達業の仕事を真面目にやっていると思っていました」 津久井容疑者は、警察の取り調べに、「ホテルでわいせつな行為をしたことに間違いありませんが、わいせつ目的の誘拐ではありません」と容疑の一部を否認しているという。 「母親の監視から離れたいよな」と少女を連れ出した津久井容疑者こそ、まだまだ「親の監視」が必要だったようだ。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://x.com/FRIDAY_twit 取材・文:中平良

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