競馬情報を提供する業者を装い、馬券代や保証金の名目で現金をだまし取ったとして男女2人が逮捕されました。 逮捕されたのは、いずれも職業不詳で、福岡県北九州市に住む70歳の男と、千葉県袖ケ浦市に住む69歳の女です。 警察によりますと、男は今年4月15日までの間、競馬情報を提供する業者を装い、大分県豊後大野市に住む男性(74)の携帯電話に連絡。「確実にもうかる。賭けるのであれば入会費と馬券代を払ってください」などとうその説明をし、男の口座にATMから現金6万円を振り込ませました。 その後、女は男性に対し、「払戻金が100万円を超えそうです。払戻金を支払う前に保証金を支払ってほしい」などをうそを言って、現金14万円を振り込ませた疑いが持たれています。 男性の知人が「競馬のもうけ話で現金をだまし取られたようだ」と警察に相談。警察が金融機関の防犯カメラの解析などを進め、2人を特定。容疑が固まったため逮捕しました。 2人の認否については、捜査に支障があるとして明らかにしていません。 警察は、2人の関係性や詐欺グループによる組織的な犯行の可能性についても調べを進めています。