9174万円分の金塊購入➡指示通りに自宅ポストの下に置く➡確認するとなくなっていた 80代男性が“ニセ警察”詐欺被害 山梨

山梨県甲斐市の無職の80代男性が「ニセ警察詐欺」の手口で、9174万円相当の金塊をだまし取られました。 警察によりますと、男性の自宅に9月22日に電話があり、「この電話は使えなくなる」などと音声ガイダンスが流れました。 男性がガイダンス通りに電話機のボタンを押したところ、関東電気通信局の職員を名乗る男につながり、「個人情報が悪用されているかもしれないので、被害届を出すように」などと言われました。 その後、電話は警視庁の警察官をかたる男に代わり、「逮捕した詐欺グループが、あなたの名義の口座を使っていた」などと言われ、さらに検事をかたる男から「あなたに逮捕状が出ている」などと伝えられました。 2日後には、男性の自宅に偽物の逮捕状が届き、信じた男性は指示通りに、4.5kg分・9174万円相当の金塊を購入し、紙袋に入れて自宅のポストの下に置きました。金塊は男性がその後に確認すると、なくなっていました。 男性が警視庁に確認の電話をしたところ、詐欺被害に遭っていることがわかり、男性は甲斐警察署に被害届を提出しました。 このほか。山梨県北杜市では無職の60代男性が、SNS型投資詐欺の手口で現金1401万円をだまし取られました。 いずれも警察が詐欺事件として、調べています。

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