SNSを通じて女性から現金50万円をだまし取ったとして、灘署は15日、詐欺の疑いで、名古屋市千種区千種の無職、藤田健吾容疑者(29)を逮捕した。容疑を認めているという。 逮捕容疑は3月17日、県内に住む女性(23)にLINE(ライン)のメッセージで「友達が自分のキャッシュカードをなくしてしまい、しばらく手持ちがない」などと噓を言って現金50万円を自分の口座に振り込ませ、だまし取ったとしている。 藤田容疑者は同月上旬ごろ、県内の居酒屋で「自分は投資家で17億円以上の資産を持っている」と言って女性に接近。振込明細を作成できるアプリを悪用し、女性あてに1千万円を振り込んだとする噓の振込明細を送信し、女性を信じ込ませたという。 不審に思った女性から5月上旬に署に相談があり、口座情報などから藤田容疑者の関与が浮上した。