静岡県警静岡南署の前刑事1課長鈴木鉄三容疑者(45)が逮捕された盗撮事件で、県警は16日、ほかにも盗撮していた疑いが強まったとして、性的姿態撮影処罰法違反などの疑いで同容疑者を再逮捕した。 「身に覚えがない」と否認している。 再逮捕容疑は6月21日午後8時ごろ、同県警掛川署管内の交番に侵入。同25日~7月30日、交番2階の女性用トイレに仕掛けた小型カメラで、警察職員の女性3人を複数回撮影した疑い。 鈴木容疑者は4~6月にも同じ交番の女性用トイレで盗撮した疑いで9月に逮捕されていた。 県警監察課によると、同容疑者は3月まで掛川署地域課長として勤務。同月上旬に同署の女性用トイレで小型カメラが見つかり、捜査の結果、交番での盗撮が発覚した。 県警は県内全ての警察署と交番で緊急点検を実施。不審物は確認されなかったという。 中村武志首席監察官の話 前回の逮捕事実と合わせ、厳正に対処する。