尼崎拉致暴行死事件 死体遺棄疑いで逮捕の男2人を証拠隠滅疑いで再逮捕 監禁に使用した車を業者に引き渡したか

兵庫県尼崎市で23歳の男性が連れ去られたあとに暴行を受けて死亡し、遺体が高知県の山中に遺棄されたとみられる事件をめぐり、兵庫県警は死体遺棄容疑で逮捕した男2人を、証拠隠滅の疑いで再逮捕しました。 再逮捕されたのは、指定暴力団山口組系「兼一会」幹部の徳重流星容疑者(33)と、無職の曽野陽平容疑者(27)です。 県警によると、徳重容疑者らは今年6月、何者かと共謀の上、当時23歳の男性を監禁するのに使用した普通乗用車を、宝塚市雲雀丘山手のゴルフ場の駐車場から奈良県生駒市の路上まで移動させ、自動車販売業者を経営する成人男性に引き渡して、証拠を隠滅した疑いが持たれています。 引き渡しは知人ら複数人を介し、車の解体を依頼する目的で行われたということで、防犯カメラ映像の捜査や関係者への聴取から判明したということです。 県警は、徳重容疑者と曽野容疑者の認否について明らかにしていません。 一連の事件で、兵庫県警は今年7月以降に、殺人や死体遺棄などの容疑で計12人を逮捕していて、高知県土佐町の山中で見つかった骨が、被害男性のものと確認されています。骨には、人為的に切断された痕跡もあったということです。 県警は殺人容疑で三谷晃平容疑者(27)ら4人を逮捕していましたが、神戸地検は10月15日付けで、4人のうち19歳の少年を除いた3人を、傷害致死に罪名を変更して起訴しました。

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