先月末、和歌山県新宮市の国道で、いわゆる白タク営業で客を乗せ事故を起こし、女性1人を死なせたとして20日、中国籍の男が逮捕されました。 逮捕されたのは、中国籍で大阪市西成区の小売業・斉宏宇容疑者(26)です。 警察によりますと、斉容疑者は先月30日、和歌山市内で自らが所有する車に中国人観光客7人を乗せ、那智勝浦へ向かう途中、和歌山県新宮市の国道168号でセンターラインを越えトラックと正面衝突し、乗せていた中国人の60歳の女性を死亡させた疑いがもたれています。 斉容疑者は、タクシーの営業許可を受けていない、いわゆる「白タク」で違法に有償で観光客を運んでいた疑いももたれています。 斉容疑者自身も事故で骨折して入院し、警察は20日、退院した斉容疑者を逮捕しました。 斉容疑者は警察の調べに対し「報酬をもらう予定が無かったので白タクにはならない」と一部、容疑を否認しています。 一方、警察の捜査で乗車料金は事前に決済されていたことが明らかになっているといい、警察は、斉容疑者が以前から白タク営業を行っていたとみて捜査しています。