「モナリザみたい」“美貌健在”沢尻エリカ、CM・映画…6年ぶり本格復帰の勝算 時代の変化が後押しか

俳優の沢尻エリカ(39)が、2026年2月27日公開の成田凌(31)主演映画『』に出演することが10月20日に発表された。沢尻の映画出演は、2019年9月公開の『人間失格 太宰治と3人の女たち』以来ぶり。このところ沢尻は、不祥事を経ての“6年ぶり本格復帰”の兆しも見せていただけに、同映画にも注目が集まっている——。 沢尻を巡っては、2019年11月に合成麻薬MDMAを含む粉末(カプセル入り)を所持した麻薬取締法違反の容疑で逮捕され、翌年2月に懲役1年6か月・執行猶予3年の判決が確定した。 その後は事実上の芸能界活動停止が続いていたが、24年2月上演の初主演舞台『欲望という名の電車』で約4年ぶりに芸能活動を再開。 そして今年に入り、企業からのオファーも戻りつつある。4月8日にはコンタクトレンズブランド『Kaica』のイメージモデルに就任し、6年ぶりのCM復帰。10月10日にはスノーウェアブランド『DIG』の広告モデル・アンバサダーに窪塚洋介(46)と共に起用されたことが発表され、同日都内で行なわれたローンチ会見にて、舞台『欲望という名の電車』以来1年8か月ぶりに公の場に姿を見せた。 同会見ではロングヘアを強めにウェーブさせたヘアスタイルが注目され、 《久しぶりのエリカ様!!モナリザみたいになってるけど肌ツヤもよろしくて元気そう!!相変わらずお美しい》 《ウェービーヘアが大人っぽくて美しさ増してる やっぱりオーラが違う…》 などと美貌の健在ぶりが話題に。それから間もないタイミングでの、映画出演発表となった。 映画『』は、コロナ禍で注目された“ワクチン接種”により、妻を亡くした男性・浅岡信治(成田)と、彼を支持する新聞記者・福島美波(沢尻)を描く作品。 メガホンを取る白金監督によると、ワクチン接種の是非を問う作品ではなく、《あの時、誰もが経験した「見えない不安」をどう受け止めるかを描いた》とのこと。沢尻は《なかなか踏み込んだ題材で、今の時代を象徴する作品だと思います》とコメントしている。 「不祥事前の沢尻さんは演技派俳優として人気を高めていたタイミングでしたよね。そのため、芸能活動を再開させ、映画に出演していくのは納得の動きではあります。 24年の復帰舞台『欲望という名の電車』でも演技力は再評価されていましたが……やはり薬物騒動でのイメージダウンはあり、今回の発表にも厳しい声はありますね」(女性誌編集者) いまだに厳しい声も上がる沢尻だが——芸能評論家の三杉武氏は、沢尻の演技力や復帰のプロセスを、こう分析する。 「10代後半〜20代の頃の沢尻さんは、ヤンチャで破天荒なイメージが強く、“エリカ様”と呼ばれていたこともあるなど、騒動前から私生活の話題が前面に出ている人でしたよね。 ですが、ヒロイン役で出演した映画『パッチギ!』(05年)や初主演ドラマ『1リットルの涙』(フジテレビ系/05年10月期)などでは清純な役を演じ切って多くの観客の涙を誘うなど、演技力は卓越した輝きを放っていました。 その後も、主演映画『ヘルタースケルター』(12年)ではセクシーな演技を披露したり、主演ドラマ『ファースト・クラス』(フジテレビ系/14年4月期)ではファッション業界の荒波に揉まれ成長する主人公を好演し、同年に続編が放送されるなどヒットさせたり。 30代に入ってからは、主演ドラマ『母になる』(フジテレビ系/17年4月期)では息子を誘拐されて苦悩する母親を演じるなど母親役も増えていましたね。演じてきた役の幅が広い、憑依型の俳優として評価されてきました」(三杉氏、以下同)

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