韓国カカオ創業者に無罪判決、SMエンタの株価操作疑惑で

[ソウル 21日 ロイター] – 韓国の裁判所は21日、株価操作に関与した罪に問われていたメッセージアプリ「カカオトーク」で知られるカカオの創業者、金範沫被告に対して無罪判決を言い渡した。判決を受けて同社株価は一時5%上昇した。 金被告は2023年、音楽事務所大手のHYBEによるSMエンターテインメント買収を妨げる目的で株価操作に関与した疑いで昨年7月に逮捕された。 検察は8月、禁錮15年と罰金5億ウォン(約5300万円)を求刑していた。 金被告は判決を受け、カカオが株価や市場操作の疑惑の影から少しでも脱却する機会になることを望むとコメントを出した。 金被告は10年にカカオトークを発表すると、グループ企業を次々と立ち上げ、資産総額94兆ウォン(約10兆円)規模に成長させた。 現在もカカオの筆頭株主で、自身と関連企業が24%の株式を保有している。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加