自宅で妻の首を絞めて殺害したとして、船橋署は21日、殺人の疑いで船橋市、無職の男(77)を逮捕したと発表した。同署によると、容疑者は「ネクタイで首を絞めた」と容疑を認めており、現場からは凶器とみられるネクタイが押収されている。 逮捕容疑は19~20日ごろ、集合住宅の自宅で妻(78)の首を絞めるなどして殺害した疑い。 同署によると、容疑者は妻との2人暮らし。20日午前8時35分ごろ、別居する息子から「父が母の首を絞めて殺した。電話があった」などとする110番通報があり、容疑者宅に駆け付けた同署員が浴室の床にあおむけで倒れている妻を見つけた。妻は搬送先の病院で死亡が確認された。 その際、容疑者は不在で、間もなく外出先から戻ってきた容疑者に事情を聴いたところ、殺害への関与を認めるなどしたため、20日夜に逮捕した。「感情のままに首を絞めた」「言うことを聞いてくれずカッとなった」などと供述しているという。同署は妻の遺体の司法解剖を行うなどして、詳しい死因や経緯を調べる。 (藤田泰彰) (本紙、千葉日報オンラインでは容疑者・被害者実名)