「あなたは犯罪者だ」三重県警刑事・検察名乗る男から電話、自身の名前入りの“逮捕状”写真も…40代男性が150万円の詐欺被害「機密保持命令書」写真で詐欺と気づく

三重県警の刑事を名乗る男からの「あなたは犯罪者だ」などという電話をきっかけに、高知市の40代の男性が150万円をだまし取られたことが分かりました。 高知県警によりますと、10月20日、高知市の40代の男性のスマートフォンに、080で始まる番号で三重県警の「アンドウ」を名乗る男から「あなたは犯罪者だ」「逮捕状が出ている」などという電話がありました。 その後「担当刑事のサカイ」を名乗る男からSNSアプリを登録するよう指示があり、男性はアプリをインストール。「サカイ」とアプリでビデオ通話を開始し、男性の名前が書かれた逮捕状の写真が送られてきたり、「取り調べのため三重県に来てくれ」などと言われたりしたということです。 男性はさらに、検事を名乗る男から「口座が詐欺に使われていないかを調べるために、指示する口座にお金を振り込んでくれ」と言われため、3回にわたって、指定された個人口座に合計150万円を振り込み、だまし取られました。 振り込み後に、アプリのメッセージで「機密保持命令書」という写真が送られてきたためインターネットで調べたところ、詐欺だと気づいたということです。 高知県内では2025年、特殊詐欺による被害が81件発生していて、被害額はおよそ4億4170万円に上っています。(前年同期比:+38件 +約2億5532万円) 県警は「警察官がコミュニケーションアプリを介して連絡やビデオ通話をすることはない」「逮捕状が出ているなどと言われた場合は電話を切って警察に相談を」と注意を呼びかけています。

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