警察官が個人情報を不正取得か 行政や企業から情報収集する手続きを悪用 大阪府警の警察官と元警察官逮捕

大阪府警の現職警察官と元警察官の男2人が逮捕されたました。 捜査で必要な個人情報を取得する際の手続きを悪用し、口座情報を不正に取得したとみられます。 地方公務員法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪府警羽曳野署の警部補・草川亮央容疑者(56)と、奈良県大淀町に住む元大阪府警警察官の道沢正克容疑者(68)です。 捜査関係者によりますと、草川容疑者は犯罪捜査に必要な情報を行政機関や企業などから収集する際に必要な「捜査関係事項照会書」を、業務に関係がないのに作成して上司の決裁を受けるなどし、不正に得た個人の口座情報を道沢容疑者に漏えいした疑いなどが持たれています。 道沢容疑者は、詐欺や汚職事件を手がける捜査二課での勤務経験が長く、退職後は行政書士事務所や、調査・探偵業務の会社を設立していました。 草川容疑者も元捜査二課員だったということで、警察は、道沢容疑者が自身の業務に必要な個人情報を、後輩の草川容疑者に取得させていたとみて調べています。

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