ベラルーシとジョージアで収監中のジャーナリスト2人に「サハロフ賞」 欧州議会

EU=ヨーロッパ連合の議会は人権や思想の自由を守る活動に貢献した人に贈る「サハロフ賞」について、ベラルーシとジョージアで収監中のジャーナリスト2人に授与すると発表しました。 ヨーロッパ議会は22日、今年の「サハロフ賞」をいずれも反体制派のジャーナリストで、ベラルーシ出身のアンジェイ・ポチョブト氏(52)とジョージア出身のムジア・アマグロベリ氏(50)に授与すると発表しました。 サハロフ賞は、ノーベル平和賞を受賞した旧ソ連の学者、アンドレイ・サハロフ氏にちなみ、人権や思想の自由を守る活動に貢献した個人や団体に、毎年、贈られています。 ポチョブト氏は、強権的なルカシェンコ大統領への批判を繰り返し、2021年から収監されています。 アマグロベリ氏は今年、反政府デモへの参加を理由に逮捕・収監されました。ジョージア初の女性政治犯とされ、民主化運動の象徴的存在になっています。 ヨーロッパ議会の議長は、「沈黙を拒む勇気を示した2人の記者を称える」と評価しました。 サハロフ賞をめぐっては、今年のノーベル平和賞に決まったベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏も去年、受賞しています。

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