【NBA】ヒートのガードがスポーツ賭博事件で逮捕…事の発端は24年のスキャンダル 米ESPN報道

NBAヒートのポイントガード、テリー・ロジアー(31)が23日早朝にFBIのスポーツ賭博捜査の一環で逮捕されたと、米スポーツ専門局「ESPN」のシャムズ・シャラニア記者が報じた。 ESPNによると、ロジアーは23日の朝、フロリダ州オーランドのホテルで逮捕されたという。ヒートは22日にマジックに敗れ、ロジアーはコーチの判断により試合に出場しなかった。 ニューヨーク東部地区とFBI長官カシュ・パテルは東部標準時午前10時に記者会見を開き、捜査による逮捕者を発表する予定。 23年3月23日に行われたホーネッツ対ペリカンズの試合前に、複数の州のスポーツブックメーカーが、ロジアーの成績に疑わしい賭けの関心が集まっていると警告。予想外の賭けが殺到し、プロのベッターが46分間で30回、合計1万3759ドルを賭けた。これは、ロジアーの得点、リバウンド、アシストのアンダーに賭けたもので、スポーツブックメーカーはベテランガードへの賭けを停止した。当時ホーネッツに所属していたロジアーは、足のケガを理由に試合からわずか10分後に退場した。 今回の事件は、元トロント・ラプターズに所属していたジョンテイ・ポーターをめぐる賭博スキャンダルが事の発端となっているという。ポーターは、選手のプロップベットをめぐる賭博計画に関与したとして、24年春にNBAから追放。ポーターは共謀罪で有罪を認め、23-24シーズン中の2試合で自身のパフォーマンスを操作したことを法廷で認めて12月の判決を待っている状態だ。 NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は21日、「パット・マカフィー・ショー」に出演し、リーグはスポーツブックのパートナーと協力して不正操作の試みに対抗していることについて「パートナー企業には、プロップベットの一部を引き下げるよう依頼しました。特に、試合への利害関係が等しくない双方向の選手への賭けは、全体のスコアに大きく影響しないような些細な操作が容易に起こり得るため、特に注意が必要です」と述べた。「私たちは、賭け会社と協力しながら、こうした操作を防ぐための追加的な管理策を導入しようとしています。今後も学びながら進めていきます」と語っていた。

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