尼崎の男性拉致監禁、遺体搬送に使われた車の処分に関わったか 自営業の29歳男逮捕

兵庫県尼崎市の男性(23)が6月に路上から連れ去られ、遺体が高知県の山中で見つかった事件で、同県警捜査1課と尼崎東署などは25日、遺体搬送に使われた車の処分に関わったとして、証拠隠滅の疑いで住所不詳の自営業の男(29)を逮捕した。一連の事件で逮捕されたのは13人となった。 逮捕容疑は6月14日、死体遺棄に使ったとされる乗用車を高知県大豊町川戸付近の路上から大阪府柏原市の車買い取り販売会社まで搬送させ、証拠を隠滅した疑い。県警は認否を明らかにしていない。 捜査1課によると、遺体は複数の車に載せかえて運ばれており、今回の車は京都府から高知県まで運ぶのに使用された。県警は男が別の車で高知県まで行き、柏原市にも向かったとみている。 死体遺棄容疑や別の車に関する証拠隠滅容疑で逮捕された指定暴力団山口組系幹部の男(33)が、事情を知らない第三者に車の処分を依頼した、と県警はみている。 男は10月中旬に海外へ出国。25日早朝に帰国したところを関西国際空港で確保され、逮捕された。

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