カンボジア拠点にかけ子誘拐の詐欺集団 責任者ら男女6人を詐欺容疑で再逮捕

大学生だった男性に高額報酬を持ちかけ、特殊詐欺グループのかけ子拠点があるカンボジアに連れて行った疑いで勧誘役の男らが逮捕された事件で、兵庫と島根、和歌山の3県警合同捜査本部は26日、詐欺容疑でかけ子拠点の責任者ら男女6人を再逮捕した。 兵庫県警組織犯罪対策課によると、再逮捕されたのは、飲食店経営の男(40)=姫路市▽飲食店員の男(36)=同市▽無職の男(22)=加東市=ら。捜査本部は飲食店経営の男をこの拠点の責任者、飲食店員の男、無職の男を勧誘役とみている。 6人の再逮捕容疑は、何者かと共謀し昨年6~7月、通信事業者や警察官などをかたって石川、埼玉県の高齢女性2人に連絡し、計約910万円をだまし取った疑い。捜査本部は6人の認否を明らかにしていない。 事件では、県内に住んでいた男性に「平均月150万円以上の給料が入る」などと誘って出国させたとして、国外移送目的誘拐の疑いで飲食店経営の男ら男女6人を逮捕。うち5人と別の男1人を国内の男女4人から計約3千万円を詐取した詐欺容疑で逮捕した。神戸地検はこのうち一部を起訴している。

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