12月1日、NHK大河ドラマ『光る君へ』第46話「刀伊の入寇」が放送された。 旅に出たまひろ(吉高由里子)は、亡き夫が赴任していた大宰府に向かい、そこで周明(松下洸平)と再会する。そんなとき、異国の海賊が壱岐や対馬を襲い、さらに九州にまで侵攻してくる。大宰府の長官である大宰権帥の藤原隆家(竜星涼)は、自らが陣頭に立ち海賊を撃退する――という話が展開した。 「今回の実質的な主役は隆家でした。隆家は柄本佑さんが演じる藤原道長の兄の息子、つまり甥にあたります。しかし、若いときには道長と敵対し、花山院一行を襲うという事件を起こし左遷されています。眼病を患ったことから、療養目的で大宰府に赴任しますが、その大宰府では地元の人に信頼される存在になったとされています。 若気の至りから事件を起こした若者が、敵の襲来に対して的確な指示を出す優秀な指揮官にまで成長したその過程を、竜星さんが見事に演じ切りました」(芸能記者) この隆家=竜星涼に、Xでは 《竜星涼さん、素晴らしい俳優さんだよね。隆家役、代役だったなんて信じられない》 《藤原隆家役は永山絢斗さんの代役だが、竜星涼さんの方が明らかに役柄に合ってた。怪我の功名》 などの声が。もともと隆家役は永山絢斗に決まっていたが、2023年6月に永山が大麻取締法違反の容疑で逮捕されたことから、急きょ竜星が代役となった経緯がある。 また、竜星については、“あのドラマ” に関する声も……。 《代役と思えないほど、隆家役は竜星涼で本当に良かったと思う。某朝ドラのにいにい感がこびりついてたけど、今日やっと払拭できた感じがする…》 《結果論にすぎないけど、当初通り永山絢斗(大麻取締法違反で逮捕で降板)が藤原隆家役だったら、ここまでかっこいい藤原隆家にはならなかったんじゃないか?竜星涼くんは完全に『ちむどんどん』の禊を果たしたな》 《竜星涼、完全に黒歴史を払拭した》 「竜星さんは2022年前期のNHK朝ドラ『ちむどんどん』で、ヒロインの兄を演じました。このドラマに関しては、支離滅裂なストーリー展開や共感できないヒロインのキャラクターなど、さまざまな点で不評でしたが、なかでも竜星さんが演じた賢秀の問題児ぶりがSNSの『反省会』などで総スカンを食らっていました。 もちろん、竜星さんの責任ではないのですが、そのネガティブイメージが今回の大河ドラマで大きく変化したのは間違いなさそうです」(同) まさに、ケガの功名――。