他人のクレジットカード情報やIDを用いてゲームソフトを購入したり、動画配信サービスにアクセスしたりしたとして、京都府警下京署は28日、電子計算機使用詐欺と不正アクセス禁止法違反の疑いで、長崎県佐世保市のパート勤務の男(18)を逮捕した。「(当時は)無職でお金がなかった。間違いありません」と容疑を認めている。 逮捕容疑は、1月6日から9日にかけて、他人のクレジットカード情報などを利用して、任天堂のオンラインストアでゲームソフト7本(計約2万6千円分)を購入。6月26日には秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」上で入手したログインIDやパスワードを使い、動画配信サービス「UーNEXT」に不正アクセスしたとしている。 同署によると、インターネット上を警戒するサイバーパトロール中、パスワードやクレジットカード情報などを売買する旨の投稿を見つけ今回の事件が発覚。売買情報などが共有されていた通信アプリのグループチャットには100人以上が参加しており、今回の事件で利用された動画配信サービスのログインIDなどは無料で公開されていた。同署はグループの管理者らも含め捜査している。