京都市下京区の路上で6月、旅行中の中国人男性が刃物で切りつけられた事件で、京都地検は8日、殺人未遂の疑いで京都府警に逮捕された中国籍の旅行案内会社経営の男(36)=大阪市住吉区=を、傷害罪に切り替えて起訴した。 起訴状によると、6月6日午後8時ごろ、下京区の路上で、中国人男性(37)の右胸をカッターナイフで2回切りつけ、全治約2週間のけがを負わせた、としている。 府警によると、男性は中国人ツアー客。被告はツアー客の一人と口論となり、仲裁に入った男性を刃物で切りつけたという。 被告は6月に入管難民法違反(不法残留)容疑で、先月に殺人未遂容疑で府警に逮捕された。