スペインの名門バルセロナなどでプレーした元ブラジル代表ダニエウ・アウベス氏が、現在はキリスト教福音派の伝道師としてスペインのジローナで活動しているという。スペイン紙「AS」が報じた。 アウベス氏はブラジル代表やバルセロナなどのトップクラブで活躍し、不動の右サイドバックとして君臨した。2021年に開催された東京五輪では、大ベテランながらオーバーエイジとしてチームに参加して金メダルに導く活躍も見せた。しかしながら、2024年2月には性的暴行で逮捕され懲役4年半の判決を受け収監もされた。今年の3月末には証拠不十分で無罪判決を受けている。 現在のアウベス氏はSNSにさまざまな聖書の言葉や宗教的な画像をシェアし、インスタグラムのプロフィールには「イエス・キリストの弟子」と書かれている。同紙によると、ジローナの教会で行われる礼拝でアウベス氏は福音伝道者として活動しているようだ。 記事では「ダニ・アウベスの人生が一変。サッカー選手から福音派の説教者に転身し、キリスト・イエスの弟子に」と見出しを打ち、アウベス氏の現在に注目。「無罪判決を受けた後、42歳の元サッカー選手は福音派キリスト教に居場所を見出した」と伝えられた。 その礼拝ではすべての信者に対し、「神のことを真剣に受け止め、信仰を持つべきだ」と力説し、「混乱の真っ只中、嵐の真っ只中にも、必ず神の使者がいる。そして、その使者は私の人生最悪の瞬間に私を救い出し、教会へと、そして旅へと導いてくれた。そして今日、私がこの旅を続けているのは、そのおかげである」との演説を行ったという。 42歳になりサッカー界を離れたアウベス氏の現在は、スペインでの宗教活動がメインになっているようだ。