上越警察署は29日までに、上越市内で側溝をふさぐ鉄のふたのグレーチングなどを狙った連続窃盗事件について容疑者を逮捕し、送検したと発表しました。 窃盗の容疑で逮捕、送検されたのは上越市西城町の無職の男(64)です。 警察によりますと男は、ことし5月27日から7月19日までの間に、上越市内でグレーチングなどを繰り返し盗んでいました。 男はことし9月16日、上越市内に設置されていたグレーチング6枚(時価合計約6万6000円相当)を6月に盗んだとして逮捕されていて、警察のその後の捜査で、同様にグレーチングなど盗む33件の事件で犯行を重ねていたが分かりました。 男は単独犯で、盗んだのはグレーチングだけでなく、縞鋼板と呼ばれる滑り止めの入った鉄板や、集水桝の鉄製のふたなど合わせて33件、120点(時価合計総額約87万75000円相当)に上ります。 上越市ではことし春以降、市内各地でグレーチングの盗難被害が複数確認され、警察が男が関与している可能性があるとみて捜査を続けていました。 男は盗んだグレーチングなどを金属買い取り業者に持ち込んで換金していたということです。警察の調べに対し、男は容疑についてすべて認めているということです。