沖縄県石垣島の架空の再開発事業を持ちかけ、保証金の名目で現金1億円以上をだまし取ったとして、コンサルティング会社社長の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、コンサルティング会社「バートレーディングジャパン」の社長・長谷迅容疑者(53)です。 長谷容疑者は、2020年6月から12月、ソフト開発会社を経営する50代の女性に対し、沖縄県石垣島の架空の再開発事業を持ちかけ、現金1億2600万円をだまし取った疑いがもたれています。 警視庁によりますと、長谷容疑者は女性に架空の事業を「国のプロジェクト」と説明し、保証金として融資金額の10分の1を支払うよう話していたということです。 その際、実在する内閣府のSDGs事業の資料を見せ、信じ込ませたうえで、リゾートホテルやサッカー場の建設など、うその説明をしていました。 長谷容疑者は取り調べに対し、「逮捕事実は間違っています」と容疑を否認しています。 長谷容疑者の会社の口座には、他にもおよそ10社の会社からあわせて14億円以上が振り込まれていて、警視庁は余罪があるとみて調べています。