元刑務官が受刑者に便宜図るとカネを受け取ったのは刑務所の外 第三者が関与の可能性で警察が捜査すすめる(山形)

山形刑務所で受刑者に生活上の便宜を図った見返りに、現金10万円を受け取ったとして、当時の刑務官と受刑者など3人が逮捕された贈収賄事件で、現金のやり取りは刑務所の外で行われていたことがわかりました。 現金の受け渡しに第三者がかかわった可能性もあり、警察が調べを進めています。 今回の事件では金を受け取った収賄の疑いで山形刑務所の元刑務官で山形市陣場1丁目に住む自営業の男(29)が逮捕され、金を渡した贈賄の疑いで山形刑務所に収容されている受刑者の男(33)と、山形刑務所の元受刑者で千葉市中央区の無職の男(32)が逮捕されています。 警察によりますと、当時刑務官だった男は、2022年11月29日、受刑者の男の刑務所内での生活で便宜を図った見返りとして、現金10万円を受け取った疑いがもたれています。 刑務官だった男は、2021年8月から2023年11月まで山形刑務所で勤務していました。 警察によりますと、刑務官だった男は受刑者の男から依頼され、男の伝言を外部の人物に伝えていたとみられています。 警察は3人の認否を明らかにしていません。 警察によりますと現金は、刑務官だった男と当時受刑者だった男が共謀して渡していましたが、受け渡しは刑務所の外で行われていたということです。このため、現金の受け渡しには第三者がかかわった可能性があり、警察が調べを進めています。

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