京都府や滋賀県などで中古車販売店を中心に中古タイヤの窃盗を繰り返したとして、京都府警は31日までに大津市の無職の男ら3人を逮捕・送検し、捜査を終えました。 大津市の無職・大山綾風被告(21)は、去年12月からことし6月にかけて、会社員の男2人と共謀し、京都府や滋賀県、福井県、兵庫県の中古車販売店などに侵入し、中古タイヤなどを繰り返し盗んだ疑いがもたれています。 警察によりますと、3人は滋賀県内の同じ中学校出身で、大山被告を中心に軽自動車で移動して窃盗を繰り返していたとみられるということです。被害総額は4府県の19カ所で中古タイヤを中心に約128万円相当にのぼり、滋賀県内の買い取り店で売却していました。 ことし6月に、窃盗被害を警戒していた京都府舞鶴市の中古車販売店が、中古タイヤに位置情報が分かるタグをつけたところ、そのタイヤが盗まれ、大津市にあることが判明し、警察に届け出。その後、警察が大津市内で中古タイヤが積まれた軽自動車を発見し、大山被告ら3人を逮捕しました。 3人は逮捕された際、警察の調べに対し容疑を認めていて、大山被告は「買い取り業者に売り、生活費にあてた」などと話していたということです。