大麻所持で逮捕されたブランドン・ウィリアムズが復帰戦で20得点「迷惑をかけてしまったことをお詫びします」

大麻所持で逮捕されたダラス・マーベリックスのブランドン・ウィリアムズが、10月30日(現地29日)のインディアナ・ペイサーズ戦に出場し、謝罪のコメントを寄せた。 『DLLS Sports』が入手した空港公安局の事件報告書によると、ウィリアムズは26日(現地時間25日)、ダラス・フォートワース国際空港空港で1.3オンス(約37グラム)のマリファナを保安検査場に持ち込もうとした容疑で逮捕および起訴された。検査場の担当者は、選手のスーツケースの中から“緑色の葉状物質が入った黒い容器”を確認。呼び出しを受けた警察官が容器を押収したところ、THC(テトラヒドロカンナビノール、大麻の主要な有効成分の一つ)の検査で陽性反応が出たという。ウィリアムズはスーツケースと容器が自分のものであることを認めたが、荷物はマネージャーが詰めたと供述していた。 ウィリアムズはチームから週末の休暇を与えられ、逮捕当日は私用でダラス・フォートワース国際空港に滞在していたという。同選手は、個人的な理由により27日と28日の2試合を欠場していたが、30日のインディアナ・ペイサーズ戦で復帰し、20得点を挙げ勝利に貢献。試合前には「詳細は言えないが、迷惑をかけてしまったことをお詫びします。すべての責任は自分にあります」と謝罪した。 テキサス州を含む一部の州では、限定された条件下で医療用マリファナが合法化されているが、大麻は連邦法において依然として違法薬物とされている。一方、NBAにおいては2023年に施行した団体交渉協定(CBA)より、大麻を薬物検査プログラムから除外。ただし、チーム活動中の酩酊は懲戒、各州法違反も処分の対象となっている。 マーベリックスとは、2023年12月に2ウェイ契約を締結。その後は傘下のテキサス・レジェンドを主戦場にハンドラー兼スコアラーとして磨きをかけ、平均28.5得点、5.5リバウンド、6.8アシストと抜群の成績を残した。ここでの活躍が認められて、今年4月にトップチームから2年間の本契約を勝ち取り、今シーズンはジェイデン・ハーディーとともにローテーションのポイントガードとして成長が期待されている。 マーベリックスのジェイソン・キッドヘッドコーチは、「友人の葬儀に向かう途中でああいうことが起きてしまった。そこは彼自身が向き合わなければならない部分だ。ただ私たちはみんなで支えていくよ」とコメント。過ちを犯した25歳のポイントガードをサポートする姿勢を示している。 文=Meiji

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加