東京都内のマンション建設現場に侵入し、銅線を盗んだとして、犯行グループのリーダー格とみられる男ら2人が警視庁に逮捕されました。 逮捕された埼玉県越谷市の職業不詳・飯島史也容疑者(23)と埼玉県春日部市の無職・猿川光汰容疑者(22)の2人は、今年1月の深夜、東京・足立区のマンション建設現場に侵入し、銅線18点、時価およそ26万円相当を盗んだ疑いがもたれています。 警視庁によりますと、2人は容疑を認めていて、盗んだ銅線はさいたま市内の買い取り業者に持ち込み、売却していたということです。 飯島容疑者は、すでに逮捕・起訴されている地元の幼なじみの男3人を含む犯行グループのリーダー格とみられ、猿川容疑者は実行役とみられています。飯島容疑者らは「チーム忍者」の名前でLINEグループを作り、新築の工事現場ばかりを狙っていたということです。 去年3月ごろから、埼玉、千葉、東京の建設現場で、銅線を狙った窃盗事件がおよそ100件起きていて、被害総額は2500万円相当に上るとみられています。 警視庁は飯島容疑者らの犯行とみて、余罪について詳しく調べています。