「もういい加減、終わりにしましょう」26年前の殺人事件の進展で希望も…別府ひき逃げ事件の遺族が心境を明かす「逮捕されたからといって癒えるものではない」

26年前、名古屋市西区のアパートで当時32歳の主婦が殺害された事件で、10月31日に69歳の女が殺人の容疑で逮捕された。これを受け、別府ひき逃げ殺人事件の遺族が想いを語った。 別府ひき逃げ殺人事件は、2022年6月29日に大分県別府市で発生。重要指名手配されている八田與一(はった よいち)容疑者は、信号待ちをしていた大学生2人が乗るバイクに軽乗用車で追突し、そのうち1名を死亡させ、もう1名に重傷を負わせ、現場から逃走した。これまでは道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で重要指名手配されていたが、2025年6月2日に殺人と殺人未遂の容疑が追加された。現在も警察は行方を追っており、情報提供を呼びかけている。 26年目で進展があった名古屋主婦殺害事件を受けて、別府ひき逃げ殺人事件で亡くなった大学生の母親がABEMA的ニュースショーにメッセージを寄せた。 「本当に、驚きました。 被害者の夫である高羽さんの『真相究明を諦めない』という 想像を絶する執念が実を結んだと感じています。 今回、26年の空白を経て事件が動いたことは 同じように苦しんでいる人たちにとって どれほどの希望になったでしょう。 心から『お疲れ様でした』と伝えたいです。 ただ一点。 今回も、いろんな捜査を経ての出頭であったと 報道されて理解はしていますが なぜ私たちはこんなに待たされるのでしょうか。 防犯カメラへの顔認証導入など 手配犯や行方不明者に限った形で 悲しむ側を救うための法整備を 進めてほしいと切に願っています。 大切な人を亡くした悲しみは 逮捕されたからといって癒えるものではありません。 次の困難が待ち構えています。 それでも私たちは前に進まなければならないのです。 でも私たちの時間も限られています。 仮に法整備が難しいなら 探しだすことが難しいなら 今も逃げ回る八田容疑者と 私たちはずっとこのままなのでしょうか。 親族を含めた八田容疑者にとって大切な知人の皆さまにお願いです。 どうか、一刻も早く出頭を促していただきたいのです。 八田容疑者には、その勇気をもってもらいたい。 もういい加減、終わりにしましょう」 情報提供は別府警察署(0977-21-2131)まで。X(旧Twitter)の番組公式アカウント(@News_ABEMA)のダイレクトメッセージでも情報を募集している。 (『ABEMA的ニュースショー』より)

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