【大麻】「合法と書いてあった」のに逮捕? 話題の「CBD」と「THC」の違い…「知らなかった」では済まされないリスクを元刑事が語る

「CBDオイルってリラックスにいいらしい」「グミタイプも出ているし、合法なんでしょ?」。そんな軽い気持ちが、人生を一瞬で変えることがあります。 今、SNSや街中で気軽に目にするようになった“CBD”(Cannabidiol; カンナビジオール)というワード。その裏には、「知らなかった」では済まされない、リスクの境界線が潜んでいます。 2024年12月に麻薬取締法が改正され、日本では“大麻由来成分”の扱いが大きく変わりました。「部位」ではなく「成分」で規制されるようになり、微量の“THC”(Tetrahydrocannabinol; テトラヒドロカンナビノール)が検出されただけでも「麻薬」とみなされる時代に入っています。知らずにその境界を越えてしまえば、いつの間にか「犯罪者」扱いされてしまう――。今、私たちはそんな危ういグレーゾーンの中に生きています。 では、報道でよく耳にする「CBD」と「THC」とは、そもそも何が違うのでしょうか。大麻に関する基本知識と法的リスクを、元警視庁刑事として数多くの薬物事件を担当してきた筆者が解説します。

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