息子かたり高齢者から現金詐取か 「受け子」指示出しトップの山口組系幹部ら男女5人逮捕

息子などをかたり、「のどに腫瘍ができた」などと噓の電話をかけ、高齢者から現金300万円をだまし取ったとして、警視庁特別捜査課などは詐欺の疑いで、指定暴力団山口組系幹部の西郷正樹容疑者(43)=住居・職業不詳=ら男女5人を逮捕した。同課によると、西郷容疑者は特殊詐欺の「受け子」への指示などに関わるグループのトップ。同様の手口による被害は令和6年1月~7年1月に全国で約80件、約3億円に上り、関連を調べる。 逮捕容疑は6年10月、共謀し、東京都内の90代男性に息子などを装う電話で「のどに腫瘍ができて声がかすれている」「検査に来てポーチを忘れた。取引先に関係するカードが入っており、立て替えるための現金が必要」などと伝え、3回にわたり、現金計300万円をだまし取ったとしている。 警視庁は5月、この事件に絡み、別の山口組系幹部の男ら4人を詐欺容疑で逮捕していた。

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