2025年9月、札幌市内の飲食店で、ホステスとして違法に働かせ、報酬の受け渡しをしたなどとして、タイ国籍の女3人が逮捕されました。 入管難民法違反の疑いで逮捕されたのは、いずれもタイ国籍で、札幌市中央区に住む風俗店従業員の女(40)、札幌市東区に住む会社員の女(34)、そして札幌市豊平区に住むホテル従業員の女(30)です。 警察によりますと、風俗店従業員の女は、自らが運営する接待を伴う飲食店で、ホステスとして違法に会社員の女ら2人を働かせ、報酬を渡した疑いが持たれています。 また、会社員の女とホテル従業員の女は、在留資格に含まれてないにもかかわらず、風俗店従業員の女が運営する飲食店で、ホステスとして違法に働き、報酬を受け取った疑いが持たれています。 2025年9月、警察に情報提供があり、捜査していましたが、約2か月経った11月6日、女3人に対する容疑が固まったとして逮捕しました。 警察の調べに対し、風俗店従業員の女(40)は「私が店長をしている店で働かせてはいけない人を働かせたということで逮捕されたのは分かりました」「その人は遊びに来ているだけでグラスを洗ったり手伝いをしてくれているのでお礼にお金を渡しただけ」と話しているほか、会社員の女(34)も「間違いありませんし、働いた分給料をもらっていた」「ただし、働くことは日本の法律に違反しているとは思わなかった」と話し、共に容疑を一部否認しています。 一方、ホテル従業員の女(30)は「店にはお酒を飲んだりして遊ぶために行ったりしていますが、働いたりお金をもらったりはしていません」と容疑を否認しています。 警察は、3人の関係性のほか、他にも不法に働いていた外国籍の人物がいなかったかどうか詳しく調べています。