【速報】所沢市の元職員の被告を詐欺容疑などで追送検 親族らを自身や妻の扶養に入れ、税金の還付を不正に受けるなどしたか 埼玉県警

埼玉県所沢市の元職員の男が、親族らを自身や妻の扶養に入れ、住民税や保育料の還付金を不正に受け取るなどしたとして、埼玉県警に追送検されたことが捜査関係者への取材でわかりました。 この事件は当時、所沢市の市民税課の職員だった田中海斗被告(31)が市役所のパソコン端末から住民基本台帳ネットワークシステムにアクセスし、自分の親族ら14人のマイナンバー情報を不正に閲覧し、入手したなどとしてこれまでに2度逮捕され、その後、起訴されたものです。 これまでの取材で、田中被告は親族らのマイナンバー情報を手に入れたあと、親族らの収入の状況などを調べ、親族らを自分自身や妻の扶養に入れる申請を行ったとみられることがわかっていました。 その後の捜査関係者への取材で、埼玉県警は7日、14人の親族らを扶養申請して住民税の控除を受けたり、保育料の還付金を受け取ったりしたとして、詐欺と地方税法違反の容疑で田中被告を追送検したことがわかりました。 田中被告がこうした一連の行為で得た不正な利益はおよそ200万円ほどにのぼるとみられています。 警察の調べに対し、田中被告は容疑を認め、「申告書は1人で作成した」「保育料が高いと感じたので安くするため扶養を増やす方法を考えた」「不正に減額を受けることに抵抗はなかった」と供述しているということです。

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