「完全な悪手だった」立花孝志氏逮捕でN党議員と会派の「高市自民党」にも批判続出…高市首相は「党とは組んでいない」と主張

11月9日、兵庫県の内部告発文書問題をめぐって、元県議に対する名誉棄損の疑いで逮捕された「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)。兵庫県警は10日、立花容疑者を送検した。 「立花氏は、昨年12月、立候補した大阪泉大津市長選の街頭演説で、斉藤元彦兵庫県知事(47)の内部告発文書問題の県議会特別調査委員会(百条委員会)のメンバーだった元県議・竹内英明さん(当時50歳)について、『警察の取り調べを受けているのはたぶん間違いない』などと発言。 竹内さんは今年1月18日に亡くなりましたが、立花は同月19〜20日にSNSで、『昨年9月ごろから兵庫県警からの継続的な任意の取り調べを受けていました』『どうも明日逮捕される予定だったそうです』と発信。これらの主張が竹内さんの名誉を棄損したとされていますが、県警は立花容疑者の認否を明らかにしていません。なお事件をめぐっては、竹内さんの妻が今年6月、同容疑で立花氏を刑事告訴していました」(社会部記者) NHK党唯一の国会議員、齊藤健一郎参院議員(44)は10日、Xで《立花孝志党首の逮捕を受け、本日16:00より参議院会館にて緊急記者会見を行います。現時点で把握している事実関係および、今後の対応方針についてご説明いたします》と報告。齊藤氏といえば10月15日、参院会派「自民党・無所属の会」に加入していた。 「’23年3月から現職の齊藤氏は、いずれの会派にも所属していませんでした。齊藤氏の会派入りは、少数与党で国会を運営する自民党として、多数派形成をはかる目的と見られていましたが、齊藤氏は10月17日の会見で、『私の方から会派入りをお願いした』と説明。自民党の西田昌司参院議員(67)を通じて、同月10日に松山政司参院議員会長(66)と面談し、会派入りが決定したとしています」(政治部記者) 立花氏の逮捕を受け、10日の衆院予算委員会の質疑では、齊藤氏の会派入りも話題に。立憲民主党の川内博史衆院議員(64)は、高市早苗首相(64)に対し、こう問いかけた。 「NHK党の立花代表が逮捕された。自民党と立花代表の所の参議院の先生が、会派を共にしていらっしゃる。総理の受け止めをお聞きかせいただきたい」 これに対し、高市氏は以下のように答弁。 「自民党は参議院において、無所属の齊藤健一郎と統一会派を組んでおります。政治団体NHK党と組んでいるということではなく、会派名は『自由民主党・無所属の会』でございます。警察に置いて捜査中と承知していますので、事件に関してコメントするのは差し控えます。齊藤氏が所属している政治団体に関しては、当該団体にお尋ねいただきますようお願いします」 たしかに、NHK党は政党要件を満たしていないため、齊藤氏は事実上の「無所属」状態ではあった。とはいえ、齊藤氏の会派入りの動きをめぐっては、10月23日、自民党兵庫県議団が松山参院議員会長に対し、申し入れ書を送付して抗議するなど、当初から問題視されていた。今回の立花氏逮捕を受けて、Xでも、高市氏および自民党に対し、厳しい声が寄せられている。 《これ高市氏も国会で問われるんじゃない?議席なんて無いに等しいN党を会派に入れた意味なんて未だにわからんけど既に国会でも話題になってたんだから完全な悪手だったよなぁ》 《高市早苗も、こんな政党に所属してる齊藤健一郎と会派を組んだことを後悔するがよい》 《高市自民党は立花孝志氏が党首を務める「NHK党」と会派を組んだ件について、きちんと主権者に説明すべき》 《立花孝志NHK党党首逮捕。政権与党の自民党は参議院でNHK党と会派を組んだが、どう対応するのか》

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