今年7月、インターネットの掲示板に別居中の40代の妻の個人情報とともに「深夜にインターホンを鳴らして合言葉を言うと性的なことをしてくれる」などと投稿したとして、福岡市に住む54歳の会社員の男が名誉棄損の疑いで逮捕されました。 男の妻の自宅には今年8月、何者かが侵入する事件が発生。 男の妻に性的暴行を加えようとしたとして逮捕された26歳の男が「ネット掲示板で調べた」などと供述したことから今回の名誉棄損事件が発覚したということです。 ■マンション名、部屋番号、妻の名前などを書き込んだか 妻に対する名誉棄損の疑いで逮捕されたのは、福岡市城南区に住む54歳の会社員の男です。 54歳の男は7月28日から30日にかけて3回にわたり、インターネットの掲示板に別居中の40代の妻の名前やマンション名、部屋番号などの個人情報とともに「深夜にインターホンを鳴らして合言葉を言うと、玄関で性的なことをしてくれる」などと書き込み、妻の名誉を棄損した疑いが持たれています。 ■発覚のきっかけは今年8月に別居中の妻の自宅で起きた性的暴行未遂事件 逮捕のきっかけになったのは今年8月8日、別居中の男の妻の自宅で起きた事件です。 専門学校生の26歳の男が、54歳の男と別居していた妻の自宅の寝室に侵入し、寝ていた妻に馬乗りになるなどの暴行を加え、拒絶できない状態にして性的暴行を加えようとしたとして逮捕されました。 警察の取り調べに対し、26歳の男は「ネット掲示板で男を求めている女性がいないか調べた」などと供述。 玄関前で合言葉を言ったものの反応がなく、鍵のかかっていなかった玄関ドアから侵入して犯行に及んだものの、54歳の男の妻に押しのけられ大声で叫ばれたため逃走したとみられています。 事件当時、寝室には54歳の男の妻と2歳の娘、それに11歳の息子が寝ていましたが、けがなどはありませんでした。 26歳の男はその後、住居侵入と暴行の罪で起訴されています。