娘に十分な食事を与えず歩けない状態のまま放置か 母と内縁の夫逮捕へ 警視庁

食事を1日1回にするなど娘に十分な食事を与えず、歩けない状態になったにもかかわらず放置したとして、母親とその内縁の夫について、警視庁は11日にも逮捕する方針を固めたことが分かりました。 警視庁が保護責任者遺棄の疑いで逮捕する方針を固めたのは、東京都内に住む母親(30代)とその内縁の夫(20代)です。 捜査関係者によりますと、2人は娘である児童に、1日1食の食事にするなどして十分な食事を与えなかったことで、2025年7月中旬ごろに、娘が歩けない状態だと認識していたにもかかわらず、適切な治療をせず放置した疑いが持たれています。 2025年8月、娘が知人宅に預けられた際に、知人宅を訪問した学童の職員が痩せ細った姿の娘を見つけたことで、児童相談所に通報し、事件が発覚しました。 捜査を進めた警視庁が、2人のスマートフォンや自宅に設置された見守りカメラを解析したところ、別のきょうだいに対しても暴行を加える様子が確認され、2人はすでに暴行の疑いで2度逮捕されているということです。 娘は、同年齢の平均体重に比べて10キロほど低い状態で、さらに顔や体に複数のアザややけどのあとがあったということです。 警視庁は、2人が娘に日常的に暴行を加えていたとみて調べています。

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