前参院議員の社民党の大椿裕子副党首は11日までに、自身のX(旧ツイッター)を更新。名誉毀損(きそん)の疑いで兵庫県警に逮捕された立花孝志容疑者(58)が党首を務める政治団体「NHKから国民を守る党」に所属する斉藤健一郎参院議員と自民党が参院で統一会派を組んでいることに関する高市早苗首相の苦しい国会答弁をチクリ、疑問視した。 斉藤氏はNHK党唯一の国会議員で副党首も務めているが、高市首相は10日の衆院予算委員会で、斉藤氏について「(NHK党ではなく)無所属の議員」と主張。「自民党は参院で無所属の斉藤健一郎参院議員と統一会派を組んでいる。政治団体NHK党と組んでいるということではない。会派名は『自民党・無所属の会』だ」と訴えた。 大椿氏は10日の投稿で「私、斉藤さんとしばらく隣の席だったけど、N国の議員としてみんな認識してたけど?」と、高市首相の答弁を皮肉るように記した。 N党は政治団体で単独では会派を組むことができず、斉藤氏はこれまで「会派に属しない議員」として活動してきたが、自民党は、連立政権から公明党が離脱した直後の10月15日、斉藤氏と参院会派「自民党・無所属の会」を結成。斉藤氏は現在、自民会派の所属となっている。