重荷と訃報【介護の「今」】

あの戦争の証言者が一人また一人と減っていく。筆者は、25年前に始まった介護保険制度で誕生したケアマネジャーと一緒に、利用者宅を訪問する取材を続けてきた。当初は、従軍、引き揚げ、空襲などの苦い記憶とともに生きる利用者にしばしば出会った。しかし、10年ほど前から戦争の体験者は急減した。

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