新潟・新発田市女性殺害事件 男(42)の無期懲役が確定へ 最高裁

11年前、新潟県新発田市で当時20歳の女性をわいせつ目的で連れ去り、殺害した罪などに問われた男(42)の裁判で、最高裁は、男の上告を退けました。男に対する無期懲役の判決が確定することになります。 喜納尚吾被告は、2014年、新発田市内で通勤途中の当時20歳の女性をわいせつ目的で連れ去り、殺害した罪などに問われています。 喜納被告は、この事件の前の2013年に別の4人の女性を襲い、そのうち1人を死亡させた強姦致死などの罪で、2018年、無期懲役が確定し、服役中に今回の事件で逮捕されました。 検察側は、死刑を求刑し、喜納被告は無罪を主張していましたが、1審の新潟地裁は2022年、喜納被告に無期懲役を言い渡しました。 双方が控訴しましたが、去年5月、東京高裁は「量刑の判断にあたって過去の事件を犯行に至る経緯などとして考慮することは許される」とした一方で、「死刑を選択することが真にやむを得ないとまでは言えない」と判断。1審判決を支持し、喜納被告を無期懲役としました。

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