北海道警察は2025年11月11日、札幌の会社「M’s」を経営する武藤健太郎容疑者（41）と、札幌市中央区の無職・武藤龍馬容疑者（35）、滝川貴昭容疑者（36）ら男女6人を詐欺の疑いで逮捕しました。 6人は共謀の上、2021年12月ごろから22年4月ごろまで、滝川容疑者が統合失調症を患ったと偽って札幌市内の精神科病院に入院させ、あらかじめ契約していた生命保険会社に保険金を請求して約1400万円をだまし取った疑いが持たれています。 警察は6人の認否を明らかにしていません。 武藤健太郎容疑者は、同様の手口の保険金詐欺に関わったなどとして、今回が8回目の逮捕です。 警察によりますと、一連の事件で初めての逮捕となる武藤龍馬容疑者は、犯行の首謀者とされる武藤健太郎容疑者の実弟で、今回の犯行では滝川容疑者をリクルートする役割を担っていたということです。 このほか、滝川容疑者が精神科病院を受診した際、ウソの説明に加担したとして、滝川容疑者の実母も逮捕されています。 警察は、武藤容疑者が経営する「M’s」を中心とした匿名・流動型犯罪グループの実態解明を進めています。