【MLB】メッツ右腕が限界告白 違法賭博で〝逆恨み〟される日常「殺害予告は毎日だ」

スポーツ賭博に不正に関与したとして米検察当局に逮捕、起訴されたガーディンズのエマヌエル・クラセ投手(27)とルイス・オルティス投手(26)が10日(日本時間11日)にボストンの連邦裁判所に出廷し、保釈金50万ドル(約7500万円)で保釈が認められた。米メディア「ESPN」などによると、2人は意図的にボール球を投げ、報酬を受け取る〝八百長〟に合意しいた疑いがもたれていた。 10月にはNBAの監督、選手ら37人が違法賭博に関わったとして逮捕されたばかり。MLBも昨年3月の〝水原一平事件〟をはじめ、賭博スキャンダルが後を絶たないが、そんな中でメッツFAの右腕、ライン・スタネック投手(34)が米メディア「ニューヨークポスト」に「殺害予告はしょっちゅう。毎日だ。すべての野球選手が直面している問題だ。〝お前のせいでパーレー(利益獲得法)を台無しにした。家族が死んでくれ〟みたいな脅しだ。野球における賭博は選手の日常生活を著しく悪化させるだけだ」と訴えている。 人気球団メッツの重圧はもちろん、違法な賭け事の対象にされ、かかわった人から言われなき〝恨み〟まで買ってしまう。ガーディアンズの事件をきっかけにスタネックはだまっていられず「無謀に何にでもお金をかける人たちがいる。賭けに負けた途端に〝お前が原因だ、死ね〟と言い出す。リーグが真剣に行動を取らなければ結果は深刻になる。長引けば長引くほど解決策を見つける必要性が増す。なぜなら何らかの行動を起こすかもしれない狂った人たちが世の中にはたくさんいる。賭博問題で選手に最悪の事態が起こるまでリーグが待つようなことは望ましくない」と不条理を嘆き、MLBに早期対策に乗り出すよう促がした。

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