不祥事相次いだ小田原市 組織風土改革検討チームが初会議

当時環境部長だった男が収賄容疑で逮捕されるなど不祥事が相次いだ小田原市で、再発防止に向けて職員らが「組織風土改革」を検討する初めての会議が開かれました。 小田原市は、職員の収賄事件や事務処理の誤りなど不祥事がやまないことを受け、意識改革などに取り組む庁内の組織を立ち上げました。 「組織風土改革検討チーム」は、公募で集まった16人の職員が2020年度以降に起きた事務のミス28件と懲戒処分21件について議論するとしています。 11日に行われた初めての会議で加藤憲一市長は、「市役所全体の信頼を大きく損ねている現状がある」などと危機感を訴えました。 小田原市 加藤憲一市長 「長い年数かけてため込んでしまったひずみがある意味ここで顕在化してきている。 この機をとらえてしっかりこの課題を乗り越えるべきである。 この議論は『聖域』『タブー』はいっさいない。 議論をやりつくして本質的な解決策につなげてほしいと心から願う」 この会議は来年1月まで4回行われ、提言書を作成する予定です。 小田原市組織風土改革検討チーム 奥津大貴さん 「ざっくばらんに話せてよかった。 チーム力を組織として構築していくことが大事。 ICTを生かして改善につなげられるのではと考えているので頑張りたい」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加