立花孝志容疑者、逮捕容疑は「罪に当たらない」と主張 弁護士が接見

兵庫県の内部告発文書問題にからみ、自死した竹内英明・元県議(当時50)に関するデマをSNSで拡散して名誉を傷つけたなどとして、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者(58)が名誉毀損(きそん)容疑で逮捕された事件で、立花容疑者に接見した弁護士が11日、取材に応じた。 弁護士は、立花容疑者が発言した内容について真実だと信じる理由があった「真実相当性」を主張し、いずれも罪には当たらないと述べていることを明らかにした。 県警は捜査に支障が出るおそれがあるとして、認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、立花容疑者は「発言した事実については争わない」と話しているという。 弁護士によると、立花容疑者は竹内氏の生前にした発言は真実相当性があったとし、死後の発言については「虚偽の認識がなかった」と主張しているという。 県警によると、立花容疑者は昨年12月13~14日、自らが立候補した大阪府泉大津市長選の街頭演説で「竹内議員は、めっちゃやばいね。警察の取り調べを受けているのはたぶん間違いない」などと発言。竹内氏が亡くなった後の今年1月19~20日には「どうも明日逮捕される予定だったそうです」などと虚偽の情報を自身のSNSに投稿するなどして、竹内氏の名誉を毀損した疑いがある。(根本快、新屋絵理)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加