「将来上場します」などうたい約110億円集めたか 無登録で株式取得を勧誘した疑い 東京の会社役員の男ら3人逮捕 福岡県警など

国の登録を受けずに株式取得の勧誘をした疑いで11日、東京都の会社役員の男ら3人が逮捕されました。 金融商品取引法違反の疑いで逮捕されたのは東京都港区の会社役員、佐藤由太容疑者(41)と長崎県佐世保市の会社役員、飯塚裕子容疑者(67)、長崎県西海市の自称会社役員、越田一徳容疑者(61)の3人です。 福岡県警生活経済課によりますと、3人は共謀して2011年1月ごろから3月ごろにかけて福岡や広島などの当時42歳から67歳の男女4人に対し、佐藤容疑者が代表取締役を務める会社が新たに発行する株式の取得を勧誘して、無登録で金融商品取引業をした疑いです。 警察は3人の認否を明らかにしていません。 3人は「将来証券取引所に上場します」などとうたい、佐藤容疑者の指示のもと飯塚容疑者と越田容疑者が勧誘役として投資家向けにセミナーを開くなどして出資者を集めていたとみられています。 警察は3人がグループ会社を含め、九州を中心に全国の出資者から約110億円を集めていたとみて、実態の解明を進める方針です。

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