今年4月、俳優の広末涼子(45)が運転する乗用車が新東名高速道路で大型トレーラーに追突した事故について、静岡県警は7月28日、広末を立ち会わせて現場の実況見分を行なった。このため新東名高速道路の一部が通行止めになったことが、波紋を呼んでいる。 事故は今年4月7日に発生。広末は、新東名高速道路を通って撮影現場の奈良県から東京方面に移動する途中の栗ヶ岳トンネルで、大型トレーラーに追突した。広末は軽傷だったが、同乗した男性が骨折したという。トレーラーを運転していた男性にはケガはなかった。 この事故について静岡県警は、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで捜査を行なっており、都内の広末の自宅の家宅捜索も行なっている。今回の実況見分は、浜松サービスエリアから現場である栗ヶ岳トンネルにかけて行なわれ、広末を乗せた警察車両が現場の状況を確認。警察官がトンネルの前で写真を撮る場面もあった。 また、広末は事故後に搬送された病院で看護師を蹴るなどして、傷害の疑いで4月8日に未明に現行犯逮捕されている。翌9日に送検され、16日には釈放。被害者との示談が成立しており、県警は任意で捜査を続けているという。その後、5月に広末は、双極性感情障害、甲状腺機能亢進症と診断されたことを公表し、芸能活動を休止している。 午前10時20分頃から2時間ほどかけて行なわれたという今回の実況見分。これに伴い新東名高速道路では、午前11時から森掛川インターチェンジと島田金谷インターチェンジの上り線が一時通行止めとなった。 ニュースでは警察車両の窓から広末が姿を見せている映像も流れ、SNSでは《実況見分のニュース動画ちらっと見ただけだけど、広末のオーラすごいなぁ》、《実況見分してる広末相変わらず美しすぎる》などと、広末の美しさに目を留める声がある一方で、 《今日広末涼子の事故調査で新東名が通行止めやったんか そのおかげで普段新東名にいる大型さんとかがバイパスにいるから渋滞が地獄絵図だったわ》 《新東名が広末涼子事件の現地調査で上りが通行止め で、迂回路たる国一バイパスは片側一車線で大渋滞》 と、実況見分で通行止めになった影響で、他の道路が渋滞しているとの報告もあった。さらに、 《広末涼子の実況見分のせいで東名高速が2時間通行止めって、めちゃ迷惑やな この夏休みに高速道路使う人多いやろうに》 《広末涼子の実況見分夜にすりゃいいのにな トンネルの中だし メディア向けのパフォーマンスとすら思える 真昼間に通行止め迷惑すぎだろ》 など、通行止めにしてまで実況見分することに疑問を持つネットユーザーも少なくなかった。