【パラサイト型密輸】清水港の外国船底にコカイン隠し密輸しようとした疑いでブラジル国籍の男ら4人逮捕…同様手口は全国2例目(静岡)

清水海上保安部と静岡県警本部などの合同捜査本部は、2025年7月、清水港に入港した外国籍の貨物船の船底から押収したコカインを密輸入しようとした疑いで4人を逮捕したと発表しました。 麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで逮捕されたのは、東京都に住む職業不詳のブラジル国籍の47歳の男ら4人です。 清水海上保安部によりますと、男らは共謀し、2025年7月に清水港に入港していた外国籍の貨物船の船底に約20キロ、末端価格約5億円相当のコカインを隠して密輸入しようとした疑いがもたれています。 発見されたコカインは、水深12メートルの船底にある「シーチェスト」と呼ばれる海水を取り入れる部分にボストンバックに入れられ中から1キロごと20個に小分けされた状態で隠されていたということです。 2024年2月、清水港沖でウエットスーツを着用しモンキーレンチなどを携帯していた水死体が発見されたのをきっかけに、遺体の身元や装備品を調べた結果、容疑者の男らとの関与が見つかったため逮捕に至ったということです。 清水海上保安部によりますと、今回の事件では、貨物船の乗組員の関与はなく、船底に薬物を隠す「パラサイト型」の密輸の摘発は全国では2例目だということです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加